ゲーム理論で紐解く男の家庭進出

こんにちは、しおうめパパです。
会社ではマーケティングの仕事をしております。

ゲーム理論という言葉を聞いたことがありますか?
ゲーム理論を聞いたことがなくても「囚人のジレンマ」という言葉を聞いたことがある方はいるかもしれません。

男が家庭進出しなければならない理由をゲーム理論的思考で紐解いてみます。

ゲーム理論とは

ゲーム理論とは、簡単に言うと「相手がいるときにどんな行動をするのが最善か」を数学的に考えることです。

難しく言うと「複数の意志決定体間における戦略的な相互関係」を研究する学問です。

男の家庭進出をゲーム理論的に紐解く

ある男女が結婚をしました。

それぞれ一人暮らしを経験しており、家事全般ができます。 しかし、家事をすると疲れます。

この状況で二人は「家事をする」「家事をしない」の選択肢があるとします。

1. 一人が家事をして、もう一人が家事をしない場合
家事をする人は2倍の家事で疲れとストレスが極限まで溜まります
家事をしない人は全く疲れません

2. 二人とも家事をしない場合
二人とも全く疲れまりませんが、家事は一切進みません

3. 二人とも家事をする場合
お互い疲れますが、家事は進みます

ゲーム理論的に紐解く男の家庭進出

この場合、夫婦はそれぞれどのような戦略をとるでしょうか。

お互いに疲れたくないので、自分のことだけを考えると「家事をしない」という戦略が一番魅力的です。
しかし、二人とも「家事をしない」という選択を取った場合、家事が一切進みません。

洗濯はしないのでクリーニングです。
料理は作らないので外食です。
部屋の掃除はしないのでゴミ屋敷になっていきます。

これでは、お互いに良い状況とはいえません。

家庭全体を考えた時には、夫婦が「家事をする」を選択することで、最善の状態が実現できるということになります。

「囚人のジレンマ」はお互い相談できない

上の例では、夫婦それぞれが自分の利益だけを考えて行動した結果が、お互い協力して行動した時より悪い結果になってしまっていますよね。

これを「囚人のジレンマ」と呼びます。

囚人のジレンマは、お互いがどう行動するかわからない時に、自分のリスクを回避して利益を追求する行動をとります。

家庭全体を考えると二人が「家事をする」という行動が最善手でした。
ところが、「家事をする」の戦略を取ったときに相手が裏切って家事をしなかった場合、自分だけが家事を2倍することになります。

もし、夫婦が相談できない関係にあったときは、2倍家事をするリスクを避け、お互い家事を放棄する選択を選ぶことになります。

夫婦は相談できる

しかし、現実はどうでしょうか。実際の世界では夫婦は相談することができます。

つまり、全体最適のためにどうするかを話し合い行動を選択できるのです。

その場合夫がとるべき行動はただ一つ。「家事をする」です。

共働きなら「家事をする」

妻のみが家事をして、夫は家事をしないというのは全体を考えると最適な行動とはいえません。

しかし、現実世界は複雑です。
例えば、「夫が仕事に出て妻が家事をするのがウチの全体最適だ!」とか、色々あると思います。

ただ最近は、専業主婦世帯よりも共働きの世帯が多くなっています。
様々な家庭の状況はあるかと思いますが、基本としては共働きである以上(たとえ給料や勤務時間に差があっても)お互いが「家事をする」を選択しなければいけないと思うのです。

最悪の選択肢

最後に、大事なことを書いておきます。

上記で挙げた例で「お互いが家事を放棄して家事が進まない」が一番最悪な選択肢ではありません。

「裏切りの選択肢」が一番最悪なのです。

それはつまり、妻だけが「家事をする」を選択して、夫が「家事をしない」を選択した場合が、妻にとっての最悪の結果なのです。

だから今、男の家庭進出なのです。