私は以前武蔵野市に住んでいました。
緑も多くとても気に入っていた街でしたが、とにかく保育園に入れるハードルが高い。
色々検討した結果、武蔵野市で子供を預けることを諦めて、子供を預けることができる自治体に引っ越しをしました。武蔵野市での保活の大変さを書いていきます。
※この記事は2016年当時の保育園の状況です。現在の状況と異なる場合があります。
フルタイム共働き & 育休2回取得した娘2人の梅井パパです。
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今回のテーマは「武蔵野市での保育園活動」についてです。
武蔵野市の保育園活動が絶望すぎて断念した
結論から話すと、武蔵野市での保育園活動は絶望的すぎて引っ越しました。
今は千代田区に住んでいます。千代田区は本当にすごいです。千代田区の保育園活動については以下の記事に書きましたので、よければ参考にして診て下さい。
武蔵野市の保育園活動は、調べれば調べるほど絶望感を感じました。
私が武蔵野市での保活はもう無理だと思った理由はいくつかあります。
その理由を、認可保育園・認証保育園(認可外保育園)のパターンに分けて書きます。
これから武蔵野市で保活を始める人たちはどんな大変なことがあるかの参考になるかもしれません。
ポイント勝負の認可保育園
武蔵野市の認可保育園に入れたら最高です。
認可保育園は、国が設けた設置基準を満たして、はじめて認可と名乗れます。
設置基準の中には医務室や、屋外遊戯室の評価項目もあるので、整った環境が用意されていることが前提でしょう。
その上で、自治体からの補助金が出るために、補助金の対象外である保育園と比較すると安価です。
安全で環境の整った保育園に安価に入れられるのであればそれがベストですよね。
保活とは、"保活ポイント稼ぎ"のこと
上記の理由から、認可保育園は圧倒的に人気で、まず保育園活動といったら「認可保育園活動」と言ってもいいくらいだと思います。
ただ、認可に入れるかどうかは全てが"保活ポイント"で決まります。
そして、そのポイント制度で入園を競い合う以上、普通の共働き世帯は入園できないことを覚悟しなければいけません。
保活を少しでもした方なら知っていると思いますが、保育園活動="保活ポイント"活動です。
1ポイントでも高い保活ポイントを持っている人が優先的に入園できます。
このポイント制度は、各自治体によって何が基準かが異なります。 では、武蔵野市で高いポイントを獲得するためには何が必要になるのでしょうか。
武蔵野市での保活のキーワードは「認可外保育園」
武蔵野市はまずシングルマザーや障害を持つ方が優先されます。
そういった条件に当てはまらないほとんどの共働き世帯(フルタイムの企業勤め)は同じポイントでスタートします。
そして多くの人が当落線上からスタートするため、普通の共働き夫婦が確実に認可に入れる保証は皆無です。
武蔵野市で保活ポイントを稼ごうと思ったら、「認可外保育園に1月以上利用している(+1ポイント)」で勝負することになります。
そしてさらに、上位ポイントの「認可外保育園に1月以上利用している(+2ポイント)」というのもあります。
結果、認可保育園に入りたいと思ったら、まず認可外保育園に入れることが目的となってきます。
認可保育園に入れたいはずなのに、認可外保育園を探すことになってしまう。これがまず第一のハードルかと思います。
ちなみに、武蔵野市のいう認可外は認証保育園も入ります。
エントリーが難しい認証保育園
そうなれば次は認証保育園探しです。
認証保育園は、国の基準を満たせない保育園に対して、東京都独自で"認証"した保育園となります。
認可と認証で、言葉が似ているので混同しやすいですが別物です。
武蔵野市は認証保育園に通う人を対象に助成金を出しています。
助成金制度では、認証に入れた場合は認可と同じ金額で預けることができるのです。
認証保育園にはオプションや入園料がかかる
認証と認可で同じ金額となれば、認証で良いような気がしてくるのですが、細かい部分で"同じ金額"とは言えません。
確かに月額は同じですが、入園料やオプションでの習い事については補助金の対象外です。
ですので、認可と全く金額という訳にはいきません。
しかも、それぞれの認証保育園によって入園料などの金額が異なります。一つ一つ調べる必要があるので、かなり面倒な作業と言えます。
入園希望届けの入手が面倒
そして、認証保育園探しでもっと厄介なのは入園希望を一園一園出す必要があることです。
認証保育園に入園させるには、入園希望を出さなければいけません。
そして、入園希望用紙を入手しようとすると「説明会に来てください」と言われます。
さらに、その説明会に参加するためには参加の事前予約が必要なケースがあります。これが大変なのです。
参加できる人数が決まっている園が多く、コンサートチケットを入手するかごとくハイエナのように応募して説明会の予約をしなければいけません。そして、やっと説明会に参加できたとしても手に入るのは入園希望の用紙のみです。
入園希望用紙を入手するために一園一園これを繰り返し、勝者だけが入園できるという保活の辛さを凝縮したような世界です。
まとめ
僕が武蔵野市での保活を断念したのは、「職場復帰の不確実さ」です。これに尽きます。
まず、一発で認可に入れることは諦めました。一方で、認証に入れる確固たる保証もありませんでした。
そして、絶対入れるかもわからない保育園に繰り返し足を運び、その度に説明会を聞き落選するという辛さから解放されたいと思い、別の道を模索しました。
その一つの答えが、「引っ越し」だったのです、。
僕は千代田区に引っ越して、一発で、認可に入れることができました。もし、自分の住んでいる自治体で手詰まりを感じているのであれば、保育園に入れやすい自治体に引っ越すというのも一つの候補となるかもしれません。
繰り返しになりますが、千代田区での保育園活動については他の記事で書いているので、興味があればご覧くださいね。
【余談】保育園増やし隊@武蔵野市
余談ですが、武蔵野市は「保育園増やし隊@武蔵野市」という有志の方々が頑張っていらっしゃいます。 ツイッター(@fuyashitaiM)もあるようなので、気になる人はフォローしてみてくださいね。